禁煙!禁煙!と謳われる世の中ですが、実際に喫煙歴の長い人にとってはそんな謳い文句は耳に入ってこないでしょう。では禁煙に成功した人が「禁煙しようと思ったきっかけ」は何なのでしょうか、それを知ればあなたもタバコをやめられるかもしれません。

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煙草依存度テストを受け、禁煙に臨む

煙草がもたらす健康への害は広く知られています。煙草には4000種類以上の化学物質が含まれており、そのうち60種類が発がん性物質です。煙草の害で一番言われるのががんを始めとする病気です。煙が直接触れる喉頭や肺、口腔、咽頭のがんリスクが増えるのはもちろんのこと、胃や肝臓など、意外な臓器のがんリスクも高くなると言われています。また、肺炎や動脈硬化などの病気とも深く関係しています。禁煙を行うことで、病気になるリスクを減らすことができます。
ところが禁煙を試みても、なかなか出来ないのが現実です。しかしそれは禁煙への意思が弱いからではなく、煙草の煙に含まれるニコチンに理由があります。ニコチンには強い依存性があり、煙草がやめられない大きな理由になっています。煙草を吸うとニコチンが肺から血中に入り、脳に到達します。脳にあるニコチン受容体にニコチンが結合すると、快感を生じさせるドパミンと呼ばれる物質が放出されます。快感を得ると更に煙草が吸いたくなり、この工程を繰り返すことでニコチンへの依存度が高くなっていきます。依存度が進むと日常生活で煙草が手放せなくなり、ニコチンが切れると気分が落ち込んだり、イライラしたり、集中が続かなくなります。喫煙者の約7割がニコチン依存症であると言われています。禁煙を成功させるためには、個人の努力や意思だけでは難しく、禁煙外来などを受診し、専門医の指導を受けることが大切になります。
自分がどの程度ニコチン依存になっているかを確認するためのテストが、ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)と呼ばれるものです。全10問の簡単な質問から、どの程度依存しているかを知ることができます。治療を始める際に、自分の状態を知ることは有効です。

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